デジタルイラストの描き方入門!無料アプリの基本ツールを使いこなそう

タブレット、ペン、そしてアプリ。これでデジタルアートを始める準備は完璧です!でも、いざアプリを開いてみると、たくさんのボタンや機能があって、「何から手を付ければいいんだろう?」と戸惑ってしまうかもしれません。
今回は、無料アプリでイラストを描くために**最低限覚えておきたい基本ツール**の使い方を解説します。これらのツールを理解するだけで、デジタルアート制作がグッと楽しく、スムーズになりますよ。
デジタルイラストは「キャンバス」から始まる
アナログで絵を描くとき、まずは紙を用意しますよね。デジタルイラストも同じで、最初に**「キャンバス」**を作成します。キャンバスとは、絵を描くための画面(作業スペース)のことです。
アプリを開くと、「新規作成」や「New Canvas」といったボタンがあるはずです。ここからキャンバスのサイズ(幅と高さ)や解像度を設定します。最初はデフォルトのサイズで問題ありませんが、後々SNSに投稿したり、印刷したりすることを考えて、少し大きめのサイズで作っておくと安心です。
ブラシ、消しゴム、バケツ…基本ツールの役割
キャンバスが用意できたら、いよいよ描画スタートです!アプリの画面にはたくさんのアイコンがありますが、まずは以下の3つを覚えておきましょう。
- ブラシツール:線を描くためのツールです。鉛筆、ペン、水彩、油絵など、さまざまな種類があります。太さや透明度を調整することで、表現の幅を広げられます。
- 消しゴムツール:描いた線を消すためのツールです。アナログのように描いた場所をこすって消すのではなく、デジタルではこのツールで描画内容を「消去」します。
- 塗りつぶし(バケツ)ツール:閉じた線の中を、一気に塗りつぶすためのツールです。広い範囲を素早く塗りたいときに非常に便利です。はみ出さずにきれいに色を塗るには、線がしっかり閉じていることがポイントです。
画面の拡大・縮小、回転の方法
デジタルならではの便利な機能が、キャンバスの拡大・縮小や回転です。アナログでは体勢を変えたり、紙を動かしたりしなければいけませんが、デジタルなら指一本で操作できます。
- 拡大・縮小:2本の指で画面をつまむように広げたり、狭めたりすることで、キャンバスを拡大・縮小できます。細かい部分を描きたいときに拡大、全体のバランスを見たいときに縮小しましょう。
- 回転:2本の指で画面を回すように操作すると、キャンバスを回転できます。線が描きにくい角度になったときに、画面を回して描きやすい角度に調整しましょう。
これらの基本操作に慣れることが、デジタルアート上達の第一歩です。まずは色々なツールや機能を自由に触ってみて、デジタルならではの楽しさを感じてみましょう。次の記事では、デジタルイラスト制作の鍵となる「レイヤー機能」について、さらに詳しく解説していきます。お楽しみに!