スキルアップは気にしない!描いた絵を「楽しむ」ための振り返り方

デジタルアートを続けていると、「もっと上手くなりたい」という気持ちが芽生えるのは自然なことです。しかし、「前より上手くなっていないかも…」と、描いた絵を反省点ばかり見つけてしまうのは、せっかくの楽しさを半減させてしまいます。
この記事では、**描いた絵を「上手いか下手か」で判断するのではなく、「楽しかったこと」や「新しい発見」を見つけるための、ポジティブな振り返り方**をご紹介します。スキルアップは気にせず、純粋に描くことを楽しむためのヒントにしてください。
「反省点」ではなく「良かった点」を見つけよう
振り返りの目的は、反省点を見つけて次に活かすことだけではありません。あなたがどれだけ作品を楽しんで描いたか、どんな工夫をしたかという、「楽しかった思い出」を再確認することにもあります。
まずは、描いた絵を客観的に見てみましょう。上手く描けたかどうかは一旦置いておいて、あなたの心が「好きだな」と感じる部分をたくさん見つけてみてください。
描いた絵を「楽しむ」ための振り返り方3選
ノートやメモアプリに、以下のポイントを書き出してみるのもおすすめです。
1. 「楽しかったこと」を振り返る
その作品を描いているときに、一番楽しかった瞬間を思い出してみましょう。
- 「キャラクターの表情を描くのがすごく楽しかった!」
- 「背景のグラデーションが、思った以上にきれいにできた」
- 「いつもと違うブラシを使ったら、新しい発見があった」
- 「このキャラクターの服のデザインを考えるのがワクワクした」
こうした「楽しい」という気持ちを言語化することで、次に何を描きたいかが見えてきます。
2. 「新しい発見」を振り返る
一つの作品を描く過程には、必ず新しい発見があります。
- 「この色とこの色を組み合わせたら、すごくきれいだった」
- 「レイヤーの合成モードを初めて使ってみたら、こんなに面白い効果が出た」
- 「いつもと違う塗り方を試してみたら、新しい表現が見つかった」
こうした発見は、あなたの「遊び心」がもたらした宝物です。小さな発見でも見逃さずに記録しておきましょう。
3. 「描いた絵」を愛でる
描いた絵は、あなたが時間をかけて生み出した、大切な作品です。
- SNSに投稿する:自信がなくても、SNSに投稿して「#イラスト」などのハッシュタグをつけてみましょう。誰か一人でも「いいね」を押してくれたら、それは大きな喜びになります。
- スマホの壁紙にする:あなたが描いた絵をスマホの壁紙に設定してみましょう。毎日目にするだけで、愛着が湧いて、また描こうという気持ちになれます。
あなたの作品を心から愛することが、デジタルアートを続ける上で一番のモチベーションになります。
「上達」は、楽しんで描き続けた結果として、自然についてくるものです。描いた絵を「反省」するのではなく、あなたの「楽しい」という気持ちを再確認するためのツールとして、ぜひ大切にしてください。