キャラクターデザインの基本は「好き」を詰め込むこと!自分の好きを形にする方法

デジタルアートで最も楽しいことの一つは、自分の考えたキャラクターを自由に描けることではないでしょうか。しかし、「どんなキャラクターを描けばいいんだろう」「どこから考え始めればいいの?」と悩むこともあるかもしれません。
キャラクターデザインの教科書には、比率やシルエットの作り方など、たくさんのルールが書かれています。もちろん、それらは大切ですが、何よりも優先すべきなのは、あなたの「好き」という気持ちです。この記事では、**ルールに縛られず、あなたの「好き」を最大限に詰め込むキャラクターデザインのヒント**をお伝えします。
「理想」よりも「好き」を形にしよう
キャラクターデザインは、完璧な理想の人物像を創り出すことだけではありません。あなたが「描いていて楽しい」「愛着が湧く」と感じるキャラクターを創り出すことが、何よりも大切です。
デッサン力がなくても、複雑な設定がなくても大丈夫。あなたの「好き」を詰め込んだキャラクターは、それだけで特別な魅力を持つことができます。
あなたの「好き」をキャラクターにするためのヒント3選
まずは、頭の中にある「こうあるべき」という固定観念を一度忘れてみましょう。あなたの感性を信じて、自由に試してみてください。
1. コンセプトは「一言で表せる好き」にする
複雑な設定を考える前に、まずはキャラクターを**一言で表せるコンセプト**を考えてみましょう。
- 「猫が好きだから、猫耳と猫しっぽを生やしたキャラクター」
- 「ファンタジーが好きだから、大きな剣を持った魔法使いの女の子」
- 「ファッションが好きだから、古着をたくさん着ている男の子」
このように、シンプルであなたの「好き」が詰まったコンセプトから始めることで、デザインの方向性が決まりやすくなります。
2. 好きなモチーフを詰め込む「要素の足し算」
あなたの好きなものを、そのままキャラクターに反映させてみましょう。これは、キャラクターに愛着を持たせるための最も簡単な方法です。
- 好きな色:その色をキャラクターの髪や瞳、服に取り入れてみる。
- 好きな動物:動物の耳や尻尾、模様をキャラクターのデザインに加える。
- 好きなアイテム:キャラクターに、いつも身につけているアクセサリーや、お気に入りのガジェットを持たせてみる。
あなたの「好き」な要素を足し算していくことで、世界に一つだけのオリジナルキャラクターが生まれます。
3. 「完璧」よりも「個性」を大切にする
キャラクターデザインは、完璧な美しさやかっこよさを目指す必要はありません。少し不完全な部分や、クセのある部分にこそ、魅力や個性が宿ります。
- 例1:少し抜けているような表情
困り眉や半目など、少し頼りない表情をデザインしてみましょう。完璧すぎない、人間味のあるキャラクターになります。 - 例2:服装のバランスを崩してみる
少しダボっとしたサイズの服を着せたり、左右で異なる靴下を履かせてみたり、あえてバランスを崩したデザインにしてみましょう。
あなたの感性で「面白いな」「かわいいな」と感じる部分を大切にすることが、魅力的なキャラクターを創り出す一番の近道です。
キャラクターデザインのルールは、あくまで描くことを楽しむためのヒントに過ぎません。あなたの「好き」や「楽しい」という気持ちこそが、あなたのキャラクターに命を吹き込みます。自信を持って、あなたの感性で自由にキャラクターを創り出していきましょう。