有料アプリは「遊び道具」!気になった機能を試して楽しむ方法

無料アプリでの制作に慣れてきたら、次に頭に浮かぶのが「有料アプリ」の存在かもしれません。プロが使っているという話を聞くと、「上達するためには、有料アプリに乗り換えるべきなのかな?」と考える方もいるでしょう。

もちろん、有料アプリには高度な機能がたくさん備わっています。しかし、それを「上達するための義務」と捉えてしまうのはもったいないことです。この記事では、**有料アプリを「新しい遊び道具」として捉え、好奇心の赴くままに楽しむためのヒント**をお伝えします。

有料アプリは「新しいおもちゃ」

有料アプリは、高機能な分、できることがたくさんあります。それは決して「使いこなさなければいけない課題」ではありません。「こんな機能があるんだ!面白そう!」という、子どもの頃に新しいおもちゃを手に入れたときのようなワクワク感こそが大切です。

「このブラシはどんなタッチになるんだろう?」「このエフェクトを試したら、どんな絵になるんだろう?」といった好奇心を持って、自由に触ってみることが、デジタルアートをさらに面白くする一番の近道です。

有料アプリの機能を「遊び道具」として楽しむヒント3選

まずは、無理にすべての機能を理解しようとせず、あなたが「面白そう」と感じた機能から試してみましょう。

1. 普段使わないブラシで「質感」を遊んでみる

有料アプリには、無料アプリにはない、ユニークで質の高いブラシがたくさん用意されています。

  • 油絵風ブラシ:アナログの油絵のような、重厚な筆跡を再現できるブラシを使ってみる。
  • 水彩風ブラシ:本物の水彩絵の具のにじみやぼかしを簡単に表現できるブラシで遊んでみる。
  • 特殊な質感ブラシ:紙の質感や、砂、キラキラしたテクスチャなど、面白い質感のブラシでイラストを装飾してみる。

これらのブラシは、ただ線を引くだけでも楽しいものです。まずは、あなたが「使ってみたい」と感じたブラシで自由に絵を描いてみましょう。

2. アプリの「独特な機能」を試してみる

有料アプリには、そのアプリにしかないユニークな機能があることが多いです。例えば、3Dモデルを読み込んでデッサンの参考にする機能や、イラストにアニメーションを加える機能などがあります。

  • 3Dモデル:普段描かないようなアングルやポーズに挑戦したいときに、3Dモデルを参考にして描いてみる。
  • アニメーション機能:イラストの一部を動かしてみたり、キャラクターに簡単なアクションをさせてみたりする。

これらの機能は、上手く使いこなせなくても大丈夫です。「こんなことができるんだ!」という発見を楽しむことが大切です。

3. 有料素材を「スパイス」として使う

有料アプリには、背景素材やブラシ、フォントなど、質の高い素材が豊富に用意されていることがあります。

  • 背景素材:自分で描くのが大変な背景を、アプリ内の素材で補ってみる。
  • フォント:イラストの雰囲気に合った、おしゃれなフォントで文字入れをしてみる。

これらの素材は、あなたのイラストをより魅力的にする「スパイス」のようなものです。描くこと自体をより楽しめるように、上手に活用してみましょう。

有料アプリは、あなたの表現の可能性を広げるための「遊び道具」です。上手く使いこなせなくても、新しい発見や楽しさがたくさん詰まっています。興味を持ったアプリの無料体験期間などを利用して、まずは気軽に触れてみてください。