お金で描く絵と、好きで描く絵。プロとして活動するための心の準備

2025年10月16日 2025年8月24日

ODAC

デジタルアートを続けていると、いつか「自分の絵でお金をもらってみたい」と思う日が来るかもしれません。それは、あなたの作品が誰かの役に立つ、とても素晴らしいことです。しかし、趣味として描いていた絵が「仕事」に変わるとき、これまで感じたことのない悩みや葛藤が生まれることがあります。

この記事では、**「お金で描く絵」と「好きで描く絵」の違いを理解し、プロとして活動するための心の準備**についてお伝えします。これは、決して難しい話ではなく、あなたがこれからも楽しく描き続けるための、大切な心の持ち方です。

「好き」を「仕事」にするということ

趣味の絵は、誰のためでもなく、純粋に「自分が描きたいから」描くものです。一方、仕事の絵は、クライアントや依頼主の期待に応えるために描くものです。そこには、「締め切り」や「修正依頼」など、様々なルールが伴います。

これまで感じたことのない「つらいな」「描きたくないな」という気持ちが生まれるかもしれませんが、それはあなたがプロとして成長している証拠です。この違いを理解し、心の準備をしておくことで、描くことの楽しさを失わずに済みます。

まずは、以下の3つの考え方を意識してみましょう。完璧を目指す必要はありません。あなたのペースで少しずつ、心構えを変えてみてください。

もし、「仕事の絵を描くのがつらいな」と感じたら、それは当然のことです。そんなときは、趣味として描く絵と、仕事として描く絵を、きっぱりと分けて考えてみましょう。

仕事の絵で疲れてしまったら、息抜きとして『好き』な絵を自由に描く時間を作りましょう。そうすることで、心のリフレッシュになり、また『仕事』の絵に向き合うことができます。

誰かに「絵を描いてほしい」と依頼されることは、あなたの作品に価値があるという何よりの証拠です。最初は、「こんな絵でお金をもらっていいのかな…」と不安になるかもしれません。

しかし、あなたの絵には、それを求めている人がいます。あなたの絵に価値を見出してくれた人のために、感謝の気持ちを込めて描きましょう。自分の絵に自信を持つことが、プロとして活動する第一歩です。

仕事として絵を描くとき、思うように描けなかったり、クライアントの要望に応えられなかったりする「失敗」があるかもしれません。しかし、その「失敗」は、あなたが次に進むための大切な経験です。

失敗を恐れて、挑戦をやめてしまうのはもったいないことです。完璧な絵を目指すのではなく、あなたが描きたいものを、一つひとつ丁寧に、誠実に描き続ける勇気を持ちましょう。

「お金」は、あなたが楽しく描き続け、誰かを笑顔にした結果として、後からついてくるものです。これらの心の準備を大切にしながら、あなたのデジタルアートライフを、もっと豊かで、もっと楽しいものにしていきましょう。